すごいものを発明した!
けれども特許出願っていったいどんなもの?
特許願を書いて、特許請求の範囲や明細書等々の書類を書いて提出すればよさそうだけれども、じゃぁ実際どんなことを書けばよいのだろう。
まさにそうですよね。何が目的地かわからなければイメージもできません。やみくもに受験勉強するより希望する大学の赤本を買ってきてとことんやりこむ方が、その後の進め方として道が見えてくるのと同じですね。
特許を調べる
※J-PlatPatは特許庁の特許情報プラットフォームの名称です。
特許庁では、特許情報プラットフォーム「J-PlatPat」というインターネットサービスを提供しており、インターネットが利用できれば誰でも無料で特許出願された文献を見ることができます。
(ちなみに、特許は原則として出願から1年6か月は公開されませんので、最新の文献を見ることができません。)
このシステムでは、特許をはじめ、実用新案、意匠登録、商標登録など様々な知的財産情報を検索することができます。実際に知的財産実務で使用するようなツールもあったりすばらしいシステムです。
今回は特許文献がどのようなものかを見る目的ですので、特許の簡易検索について簡単にご説明します。
簡易検索に挑戦!
こちらが簡易検索ページです。このページで検索すれば入力したキーワードに関連した実際に手続きされた特許・実用新案案件を検索することができます。
例ではなぜか「特許 ライオン」というどういうつながりがあるのか想像に苦しむ例が書いてありますが、カーソルを合わせると消えますので、空欄に自分が発明したものや気になる技術のキーワードを入力してみましょう。
それでは、例えば、…「特許 ライオン」と入力してみましょう。
現時点での検索結果はなんと4940件!
数多くある特許文献、実用新案文献の中に「特許 ライオン」と関連している文献がまさかこんなにあるとは。。。
さすがに件数も多いので、もうひと搾りしてみまよう。「コンピュータ」を追加して検索してみると58件になりました。
では結果を見てみましょう。
一覧表示
ここが目標地点。文献の内容をチェックしよう。
文献が表示されたかと思います。全体を見るために(全項目)をクリックしてみてください。その文献の内容が一通り全部見えるようになります。
これが特許出願する際に記載する内容です。今回発明したものを特許出願するためには、そこで見たような情報が必要になってきます。
どんなものが必要なのか、色々な文献を参考にされると良いと思います。
J-PlatPatのもう一つの使い方
このようにJ-PlatPatはこれまでに特許出願された文献を見ることができます。
もちろんそれらを参考にするのも一つの使い方ですが、もう一つとして、自分が考えた発明と同じ発明がすでに出願されていないかどうかを調べる目的でも使うことができます。